辛口上林ファンが振り返る2020年日本シリーズ
上林選手、クライマックスシリーズに引き続き一軍ベンチで日本シリーズに参戦です。。
結果的には2年連続4連勝で、ソフトバンクホークス日本シリーズ4連覇達成です。
シリーズ前のあるアンケート結果では、ホークスが日本一になると予想していた半数の方が4連勝で日本一になると回答していました。
私もそのひとりです。
ホークスファンでなくとも、普段からパリーグの野球を見ている方であればある程度納得いくアンケート結果だったのではないでしょうか。
結果的にその通りになりました。
11月21日 京セラドーム大阪 読売ジャイアンツ戦
ホークス5-1ジャイアンツ
上林選手
8回ウラからライトの守備に入りました
打席無し
試合は栗原選手の3安打4打点の活躍で、菅野投手を攻略しました。
ジャイアンツが日本シリーズで4勝する可能性があるとすると、菅野投手の初戦勝利は必須だったはずです。
唯一の可能性とも言われていました。
私も同感です。
さらにいえば、菅野投手の2勝1セーブが、ジャイアンツの唯一の可能性だったと思います。
それだけに初戦の意味合いは大きかったのですが、栗原選手の一振りでジャイアンツの可能性は、あっというまに遠のきました。
エース千賀投手も7回を投げて、被安打3、与四球3の無失点ピッチング。
捻じ伏せるとまではいきませんでしたが、エース千賀として大事な初戦をしっかりと投げ切ってくれたかと思います。
やや森投手がバタつきましたが、完勝と言っていい内容かと思います。
11月22日 京セラドーム大阪 読売ジャイアンツ戦
ホークス13-2ジャイアンツ
上林選手
7回ウラからライトの守備に入りました
三飛
3球で仕留められてしまいました。
ややボール気味の、アウトコース低めのスライダーを3球続けられました。
チームの勢いに乗りたかったところですが、結果的には三飛です。
試合は打線が繋がり大勝。
3番柳田、4番グラシアル、5番栗原で8安打3打点、デスパイネ選手の満塁ホームランまで飛び出す状況。
特に栗原選手は5打数4安打と、初戦に続き大活躍でした。
15安打13得点で、序盤・中盤・終盤と得点を重ねました。
投げても石川投手が好投。
ホームラン1本打たれ、6回途中で交代しましたが、及第点だったと思います。
最終的には、試合展開がよく杉山投手や椎野投手を終盤に登板させることが出来たことも、長期的な視点でよかったかと思います。
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11月24日 PayPayドーム 読売ジャイアンツ戦
ホークス4-0ジャイアンツ
上林選手
7回ウラ代走で出場し、そのままライトの守備に入りました
打席無し
試合はムーア投手が7回までノーヒットピッチング。
ノーヒットピッチングのムーア投手を交代させることに、多少賛否はあるかと思いますが、工藤監督の継投には私は賛成です。
ホークスの戦略は、8回モイネロ投手、9回森投手から逆算して成り立っています。
日本シリーズ第3戦、流れは明らかにホークス、球数も間もなく100球を超える、7回オモテ終了時に点差は2点。
上記を踏まえると、継投に入ったほうが、流れを渡さず勝つ確率が高いと判断できるかと思います。
シーズン中であれば、ヒットを打たれるまで投げさせるべきかとは思いますが、常勝チームとして日本シリーズ4連覇が求められる状況では最善策だったと思います。
残念ながら森投手が1本ヒットを打たれて大記録とはいきませんでしたが、目的は勝利ですので問題ないと思っています。
11月25日 PayPayドーム 読売ジャイアンツ戦
ホークス4-1ジャイアンツ
上林選手
9回オモテからライトの守備に入りました
打席無し
試合は柳田選手、甲斐選手のツーランホームラン2本で序盤に奪ったリードを、中継ぎ陣がしっかりと繋ぎました。
和田投手もシーズン中であれば2回で交代させるような出来ではありませんでしたが、日本シリーズですので石橋を叩いた形だと思います。
松本投手が無失点で流れをつくり、嘉弥真投手は見せ場でキッチリ抑えました。
その後は高橋礼投手、岩嵜投手、モイネロ投手、森投手と繋ぎ、ホークスの中継ぎ陣がしっかりと役割を果たした試合となりました。
モイネロ投手は、3試合に投げて、9つのアウトのうち奪三振8という圧巻の投球内容でした。
2020年日本シリーズのまとめ
ソフトバンクホークス、4連覇おめでとうございます。
しかも2年連続4連勝。
私も小学生のころから野球が好きで、日本シリーズもずっと観てきましたが、2年連続4連勝というのは正直なところ驚愕の結果です。
工藤監督が現役のころの常勝西武ライオンズですら、それはありませんでした。
4連覇も、読売ジャイアンツの9連覇以来の記録のようです。
近年のホークスが歴史的なチームとして、記憶と記録に残ることを、ファンとして誇りに思います。
5連覇に向けて、引き続き応援を続けます。
一方で上林選手にとって、2020年の日本シリーズは苦しいシリーズでした。
4連覇中、日本シリーズで活躍したのは2度目のみです。
2020年シーズン自体が、苦しいシーズンでしたね。
5連覇のかかる来年は上林選手の逆襲を期待して、さらに上林選手を応援するつもりです。