ホークス川島選手の犠牲をもとに危険スライディング禁止

ソフトバンクホークス

2017年シーズンから併殺崩しなどを目的とした危険なスライディングが禁止されます。
当然ですよね。禁止するのが遅いくらいです。

2016年4月3日の日本ハムファイターズ戦、田中賢介選手の明らかに併殺を阻止する目的のスライディングにより川島選手は負傷しました。
あの時は工藤監督が猛抗議しました。
しかし結果は変わらず、ファイターズ側からするとワンアウトを取られただけで三塁ランナーの生還は認められ、スタメンのセカンド川島を負傷退場させられました。

ひどい話ですよね。
結果川島選手の2016年シーズンはほぼ台無しです。
1軍出場はわずかに20試合でした。

NHKのニュースではこのプレーを紹介し、川島選手を擁護するような構成で危険スライディング禁止のニュースを報道してくれました。

以前はここまで露骨に危険スライディングはしませんでした。
いつからこんなことになったのでしょう。
サッカーに置き換えるとボールにいかずに脚にスライディングです。
即レッドカードでしょう、一発退場ですよね。
次の試合も出場停止です。
それが2016年までは野球というスポーツでは、認められていたんだから不思議です。

何を言おうと今回の危険スライディングは選手を守るためです。
今回の公認野球規則追加は大賛成です。

正しいスライディングを以下のように定めました。
・滑り込んだ後もベースに残ろうとする
・野手との接触を目的に進路変更しない
このふたつで悪意のある危険なスライディングは抑制できると思います。

さらに
併殺阻止を目的に手をあげたり、意図的に野手に接触したりした場合は走者だけでなく、打者走者もアウトを宣告するとあります。

上記文面は正直驚きました。
特に打者走者を明確にアウトにするという部分です。
ハッキリと明記してくれましたね。
しかも内容に異論反論が全くありません。

危険スライディングをやって得することは何もなく、選手を守るという目的も見失っていない表記です。
なんだかんだいって、中途半端な記載にしておいたり、どっちとも取れる言い回しでごまかす意図が感じられません。

『絶対に危険スライディングは許さない』
そんなメッセージがしっかり伝わる良いルールだと感じました。

2017年シーズンは悪質な危険スライディングを見なくてすみそうです。
そして2016年シーズンは悔しい思いをした川島選手、2017年は背番号4をつけます。
危険スライディングの被害者ではなく、試合のヒーローとして背番号4がニュースに取り上げられることを期待して、応援したいと思います。

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