なぜグラシアル選手が自由契約なのかに関して
『球団幹部によると来期の契約交渉は継続する』
これが結論だと思います。
契約保留選手名簿から外れて自由契約と報道されていますが上記のコメントはあまり出回っていないです。
関東地方だからでしょうか、もしかすると九州の方では上記のコメントが主流なのかもしれません・・・。
自由契約となると所属球団が契約をしない選手という印象が強いです。
しかしながら自由契約というのは『現在の所属球団との残留交渉も含め全球団との交渉が可能となる選手』のことです。
けしてソフトバンクホークスがグラシアル選手と契約しないと言っているわけではありません。
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キューバ選手の契約は難航
グラシアル選手はキューバの選手です。
キューバの選手というとキューバ政府との交渉ということになります。
キューバの選手といえばデスパイネ選手です。
そのデスパイネ選手がソフトバンクホークスに入団する際も非常に難航しました。
ソフトバンクホークスがデスパイネ選手との契約を公表したのは2017年2月11日です。
少しその時の様子を思い出してみれば今回のグラシアル選手自由契約も落ち着いて観ることが出来るのではないでしょうか。
デスパイネ選手入団の経緯
2016年12月19日当時所属していた千葉ロッテマリーンズがデスパイネ選手との契約交渉を打ち切ったと公表しました。
この時のロッテマリーンズからは
『キューバ政府と交渉を続けてきた。残念ながら来季の契約更新は難しい。我々が考える数字よりだいぶ高かった。政府と本人が相談した結果と聞いた』
とのコメントが出ています。
非常にキューバ政府との交渉が難航していたようです。
この後12月21日にロッテマリーンズはデスパイネ選手の契約保留権を放棄し自由契約選手として公示しました。
この時のロッテマリーンズの提示額は3年12億円でした。
この数字を受けてソフトバンクホークスはそれを上回る3年15億円を提示したと言われています。
他球団も興味を示しましたがソフトバンクホークスが補強ポイントとも重なり非常に前のめりだった記憶があります。
そんな背景もあり事実上ソフトバンクホークスで決まりのはずでした。
各マスコミもデスパイネ選手ありきで次のシーズンのソフトバンクホークスを語ります。
しかしながらキャンプインした2月になってもデスパイネ選手との契約は発表されません。
ようやく発表されたのが2017年の2月11日。
契約金額はなんと3年12億円。
これがびっくりロッテマリーンズが提示したとされる金額と同じです。
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グラシアル選手自由契約のまとめ
デスパイネ選手の件は細かい交渉経緯や実際の金額さらには裏事情は公表されていませんので正確なことは解りません。
しかしキューバの選手に関してキューバ政府と交渉することが困難かつ長くなるということは伝わる話です。
今回のグラシアル選手自由契約に関しても難航し長くなる可能性があります。
ソフトバンクホークスとしてはグラシアル選手は必要な選手であるこてゃ確かです。
また他球団に移ることがソフトバンクホークスにとってマイナスを上乗せすることも事実です。
そんなこともありキューバ政府としては交渉の主導権が握りやすいのではないかと予想されます。
いずれにせよ現時点ではグラシアル選手との契約交渉は継続していますので2019年シーズンに向けて静かに見守りたいと思います。
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