左投手に対する上林選手の起用法で反対と賛成
8月26日のロッテマリーンズ戦。
6回ウラ
ワンアウト1塁2塁の場面
上林選手の打順で代打川島選手が告げられれました。
ここで球場はざわつきました。
試合後には工藤監督やコーチはこのことに関してコメントを求められ回答もしています。
この場面に関して賛否両論あると思います。
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8月26日のロッテマリーンズ戦の6回ウラまでを振り返る
上記の8月26日の場面。
球場がざわついた理由を振り返ってみましょう。
4回ウラの上林選手。
4回オモテには1点取られて0対3となっていました。
デスパイネ選手、松田選手が倒れてツーアウト。
ここで上林選手はワンボールワンストライクからの3球目を捉えます。
打球は右中間のホームランテラスに吸い込まれます。
簡単に3人で終わりたくない場面で反撃の狼煙を挙げたわけですね。
さらに6回オモテ。
フォアボールふたつでノーアウト1塁、2塁の場面。
ここで角中選手がライト前に運びます。
2塁ランナー鈴木選手は勢いよく3塁を回ります。
ここで上林選手がライトから見事なレーザービーム。
完璧な送球でピンチを救います。
上林選手曰く『今年一番の送球』
このあと千賀投手が踏ん張り6回は無失点で切り抜けます。
この時点で1対3のビハインドは変わりません。
この流れの中で6回ウラを迎えています。
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8月26日のロッテマリーンズ戦の6回ウラ
1対3で迎えた6回ウラ。
上林選手の攻守の活躍がなければ1対3ではなくもっと点差が開いている可能性のあるゲーム展開。
ここでホークスはチャンスを迎えます。
ロッテマリーンズはこの回先発の涌井投手から左のチェン投手への継投に入ります。
先頭の柳田選手は打ち取られるものの、デスパイネ選手、松田選手は連続フォアボール。
ワンアウト1塁2塁の大チャンスをホークスは迎えます。
ここで登場したのが上林選手。
この日の流れであればここで上林選手の登場というのは否応なしに期待が高まります。
しかしながらここでホークスベンチは川島選手を代打に送ります。
この代打起用に球場はざわつきました。
上林選手に代打を送ったことへの工藤のコメント
もちろん工藤監督も上林選手の活躍は理解しています。
いいかんじでチャンスを迎えたので、そのまま上林選手という選択もあることは認めています。
しかしながらデータ的にあまりいいデーターがでていないとの見解で代打を送ったということです。
確かに上林選手はチェン投手と2度対戦して2三振。
右投手の対戦打率282に対して左投手に対しては打率243。
ホームランはすべて右投手から。
得点圏打率はもっと落ちて打率231。
それに対して川島選手の対左投手の成績は語らずともの好成績。
打率297、今期のホームランはすべて左投手から。
さらにチェン投手からは今季3打数2安打。
工藤監督のコメント通りのデータですね。
さいごに工藤監督は上林選手に対して『我慢してもらった』と表現しています。
左投手に対する上林選手の起用法で反対と賛成の賛成
まずわたしは上林選手の大ファンだというのを伝えておきます。
上林選手はこのまま成長してくれれば球界を代表する選手になってくれると思っています。
ありきたりな好走守三拍子そろった程度ではなく、それを凌駕するような活躍を見せてくれると思っています。
イケメンでかっこいいので間違いなくホークスの顔になってくれると思います。
それほどの期待を込めて見守っています。
そんなわたしが思うに、この場面での代打起用は賛成です。
残念ながらこの場面では川島選手のほうが期待ができます。
1対3に食らいつけているのは上林選手のおかげです。
勢いにのって上林選手がヒットを打つかもしれません。
しかし確率的には川島選手がヒットを打つ可能性の方が高いと思います。
しかし短期的な結果を重視しないといけない場面でもあります。
パリーグペナントレースで独走し始めているのも事実ですが、去年のこともあり油断は禁物。
東浜投手、千賀投手を立てて連敗は避けたい。
こんなチーム事情ですし、ここは代打川島選手で勝負でしょう。
工藤采配に異論はありません。
この場面は賛成です。
左投手に対する上林選手の起用法で反対と賛成の反対
しかしながらこんな起用方法もあります。
終盤の先頭打者で上林選手が打席に向かう際。
相手チームがイニングの先頭から左のリリーフを起用する場合があります。
上林選手、高谷選手なんて打順の並びの時はそういう起用方法されますよね。
例えをだすならば8月22日の西武ライオンズ戦です。
2対0でリードしている7回ウラ。
先頭バッターの上林選手の代打に川島選手を送ります。
こういった起用方法は反対です。
この日は上林選手2安打。
2対0でリード。
上林選手はランナーいない時の方が打率高い。
上林選手は守備力も高い。
逆に川島選手はこの場面ではもったいない。
チャンスで代打川島選手は賛成です。
でもイニングの先頭バッターの時は相手が左投手だというだけで交代は反対です。
上林選手自身の問題
最後に上林選手のファンとして厳しくいきましょう。
結局は上林選手の問題です。
シーズン前半から中盤は結構我慢して起用してもらっていました。
左投手が先発だからスタメンを外すようになったのは勝負のかかったシーズン中盤から終盤です。
最近ですよね。
いままで左投手に好成績を残せなかった
得点圏で打率を残せなかった
ここらへんが起因しての最近の起用法です。
でも上林選手もわかっているはずです。
8月24日の西武ライオンズ戦。
左の菊池投手が先発ながらも上林選手がスタメン起用されました。
『今日は何としても結果を出したかった』
こんなコメントが上林選手本人から出ています。
打率272
打点44
ホームラン12
盗塁10
捕殺9
(2017年8月27日時点)
下位打線を打つことの多い現時点では十分及第点です。
しかし上林選手自身は、現状には全く満足していないと思います。
さらなる高みへ向けて成長を期待してます。
球界を代表する選手になるまで応援しますよ。
もちろん球界を代表する選手になってからも。
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